エンディングの「どんでん返し」を体感して
かなり独特な世界観を持ったゲームで、ゲーム界に新しい風を吹き込んだ作品だと思います。
ストーリーも秀逸で、エンディングでは、いわゆるどんでん返しが待っています。
ただ、ストーリーが秀逸と言っても、多くを語ってくれてはいないので、プレイヤーごとに、いろんな捉え方ができちゃいます。
登場人物も少なく、ゲーム内で出てくる専門用語やアイテム、装備なんかも、ほとんどありません。
ただひたすらに、巨像を狩っていくだけの、めちゃくちゃシンプルなゲームです。
人によって、好き嫌いが分かれると思いますが、ハマる人はハマる、というのが個人的な感想ですかね。
ゲームバランスよく、直感的に操作可能
ゲームバランスはとてもよくできていて、基本的には普通にゲームを進めていくことで、巨像を倒すことは可能です。
巨像はそれぞれに、違った特性があって、こうしないと倒せない、という攻略法がありますが、それを見つけるのが難しい場合あります。それが楽しいと考えれる人は、絶対にハマります。
あと、舞台となる、禁断の地、は結構広くて、剣から発せられる光を頼りにして、巨像を見つけ出さなければなりません。
この、巨像を見つける過程も結構面白いんですよね。荒廃した土地を散策する中、明らかにそれらしい、謎の遺跡が出現したときなんかは、妙な感動を覚えます。
目的がはっきりしてるから、迷わない
よかった点は、目的がはっきりしていて、それだけに集中することができるところです。
サイドクエストとかはないので、ストーリーに集中できるんじゃないかな。
物足りないと思う人もいるかもしれませんが、これくらい割り切ってくれていた方が個人的にはいいですね。
おすすめできる点は、ストーリーです。冒頭で、簡単に話の流れがつかめますが、詳しい解説や説明などはなく、なんかミステリアスな雰囲気が漂っています。
そしてこの先どうなるんだろうという、期待感が次から次へとわいてきます。
随分前の作品なので、ネタバレはあちこちで見れてしまいますが、ぜひネタバレを見ずにプレイしてもらいたいですね。余談ですが、前作に当たるICOもおすすめです。
ストーリークリア後は、なんともいえない脱力感
世界観が好きでした。なんというか、すごくシンプルなストーリーなのですが、プレイし終わった後は、何とも言えない脱力感?に襲われます。
それだけ、世界観が徹底されているという事の裏返しなのですが、よくまあ、あのストーリーで、ここまで重厚な作品に仕上げられたなと、すごく感心してしまいます。
ちゃちゃっとプレイして、パパッと爽快感を楽しむゲームも好きですが、ワンダと巨像のように、少しずつ少しずつテンションを高めていって、最後の最後で、あ!と思わせる作品は、記憶に残ります。
好きなゲームは何?って聞かれたときに、真っ先に思い出される作品の一つですね。
PS4からリメイク版が出ていますが、個人的にはPS2や、PS3の若干粗い画質の方が、逆に雰囲気があって好きかな。
ゲームタイトル紹介
ゲーマーならプレイ必至の名作!
タイトル | 【PS4】ワンダと巨像 |
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価格 | ¥4,180 税込 |
発売日 | 2018/2/8 |
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